高知市卸団地のメガネ店 アイユート[銀座WASINフレンドショップ]

専門スタッフが心を込めてあなただけの眼鏡をお作りいたします。

お気軽にお電話ください。
0888794227

7.水晶体
suishotai

水晶体は外から入ってくる光を屈折させ、網膜に像をうつすという重要なレンズの役割をはたしています。
また、単に光を屈折させるだけでなく、目にとって害のある紫外線を吸収し、紫外線が網膜に達するのをふせいでいます。

水晶体 水晶体のイラスト

水晶体の特徴としては、

(1) 水晶体はほとんど水(65%)とたん白質(35%)からなりたっています。

(2) 血管や神経は全くありません。そのため、他の器官のように血液から栄養をとるのではなく、房水(角膜と水晶体の間にある液)から栄養をとり、いらなくなった老廃物を房水の中にもどしています。

(3) 水晶体の厚さは4~5mm、直径9~10mm、碁石のような形をした透明なもので、チン氏帯(毛様小帯)が付いてレンズをささえています。

(4) 水晶体は外側から、水晶体上皮、水晶体皮質、水晶体核からなりたっています。水晶体核は赤ちゃんにはなく、年とともに水晶体皮質が増えながら中央へ移っていき、圧縮され、25歳ごろから硬くなり、だんだん淡黄色に着色して核になります。

(5) 水晶体は新生児の場合はほとんど球形で強い屈折力をもっています。これは、眼球の前後径が短いために、光学的に手助けをしているためです。

チン氏帯

チン氏帯(毛様小帯)は毛様体と水晶体の間を結び水晶体を支えるはたらきをしています。
また、毛様体の節肉(毛様体筋)と協力して、遠くや近くを見るときに水晶体の厚さを変えるはたらき(調節作用)をしています。

・遠くのものを見るとき  毛様体筋がゆるんでチン氏帯がひっぱられレンズをひらたくします。
・近くのものを見るとき  毛様体筋がちぢみ、チン氏帯がゆるんでレンズはまるみと厚みをもち、屈折力を増します。

なお、遠くや近くのものを見るとき、焦点を合わせるのにかかる時間を調節時間といいます。
●調節緊張時間
近くのものを見るのにかかる時間(約1秒くらい)。
●調節弛緩時間
遠くのものを見るのにかかる時間(約0.6秒くらい)。