この強膜は比較的病気の少ないところですが、外傷などで破裂したりすると、眼球の内容物が出てしまい、視力に重大な影響をおよぼすことになります。
強膜は部位によって厚さが違います。最も厚いところは、視神経が強膜をつらぬく眼球後壁で約1.0mm~1.5mm。最もうすいところは直筋の附着部で約0.25~0.3mmほどです。
なお、強膜の表面(表層)を上強膜といいます。
強膜は幼年期には膜がうすく、内側のブドウ膜がすけて見えるので、白目のところがやや青く見えます。老人になると、繊維が硬くなり脂肪も付くのでやや黄色がかって少しにごってきます。