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6.瞳孔・ひとみ
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ひとみは瞳孔といわれます。虹彩の中央にあるまるいあなで、光の入口です。
これはカメラでいえばシポリにあたるところで、光が強い(明るい)と小さく縮み、夜や暗いところでは大きくなって目の中に入る光の量を加減します。また、それと同時に、近くを見るときは縮小して像をはっきりとさせます。

瞳孔・ひとみ

ひとみの特徴としては、

(1) 角膜の後ろ2~3mmのところにあります。
(2) 虹彩は色素をもっていて光の入るのを防ぎます。
(3) 虹彩は毛様体という組織で固定されています。
(4) ひとみは、興奮したり感動したりすると大きくなり、睡眠中は強く縮小しています。

ひとみの働きは、カメラとよく似ています。カメラでは晴れた日はしぼりをとじ、曇った日はしぼりをあけて、一定の量の光をフィルムの上に与えるようにしています。目もこれと同じで、常に一定の量の光を入れようとして、微妙にひとみの大きさを調節していますが、何らかの理由で調節がきかないと、ひとみが開きすぎたり(散瞳一瞳孔径6mm以上)、閉じすぎたり(縮瞳一睡孔径2mm以下)します。
虹彩の中には瞳孔散大筋と瞳孔括約筋という筋肉があり、虹彩の幅を変えてひとみの大きさを変える働きをします。瞳孔散大筋が縮むとひとみは開き、括約筋が縮むとひとみは小さくなります。

光とひとみの働きについては次のようなものがあります。

(1) 対光反応
生きているときにしか起こらない反応で、目に光をあてると0.2秒後にすばやく縮瞳し、1秒間で最高になってその後少し散瞳します。医師が、死亡直後の人の目にライトをあて「ご臨終です」と言う光景をテレビなどで見たことがあるでしょう。これは対光反応を見ているのです。

(2) 間接対光反応
光を片方の目にあてると、反対の目のひとみも小さくなります。

(3) 近見反射(輻輳(ふくそう)反射)
物を近くで見たりすると、ひとみが縮小する場合をいいます。

豆知識

ひとみの色は虹彩の色で決まります。虹彩の色はその中に含まれているメラニン色素の量によって決まります。 この色素の量が多いと茶かっ色、少ないと灰色や青色になります。
ウサギの目も人間の目もしくみはだいたい同じです。ウサギの虹彩には色素がなく、目の奥の脈絡膜の血管の色がすきとおって瞳孔領が赤く見えるのです。それに対し、黒ウサギには色素が多く、瞳孔領は黒く見えます。
ひとみの形は、人間のように丸いひとみ、猫のように細長いひとみの二種類があるといわれています。また、細長いひとみでもタテに長いものとヨコに長いものとがあります。

(1) タテに細長いひとみ
瞳孔の運動が素早くできることと、強い光があたってひとみが小さくなるとき、目に「フタ」をしたようになり、光をさえぎる効果が非常に強いのです。このタテに細長いひとみは夜光性の動物に多いといわれています。(ネコなど)

(2) ヨコに細長いひとみ
馬などがこのひとみを持っています。このひとみは、やはりまぶしさをさけることができ、また、前後の方向に広く見られる(広い視野がとれる)ためだといわれています。草食動物にとって大切なことは、水平線のズーツと遠くを見て敵がくればすぐに逃げだすことであり、あまり上の方を見る必要がないためです。