目の仕組み

目の構造と基本的な働き

目の発生、つまり視覚器官のはじまりは、生物がこの地球上にあらわれはじめてから始まったといえます。
目のない小さな生物(単細胞生物)でさえ光と暗やみがわかります。また、ミミズでは、目とよばれるものはありませんが、皮ふにたくさんの光を感じる細胞(光感覚細胞)を持っていて、明るさのわずかな変化をうまくとらえています。人間の目は、このような感覚細胞の進化の結果といえるでしょう。
現在の人間の目は、脳の「こつ」の断片が、残りの部分から分かれ、だんだん目に変わっていったものです。つまり、人間の目は、外にとび出した脳といってもよいでしょう。

目の仕組み[図解]

人間の目をカメラで例えると…

カメラ ??? → ??? 目
ボディー ??? → ??? 強膜(しろ目)
フィルター ??? → ??? 角膜(くろ目)
レンズ ??? → ??? 水晶体
しぼり ??? → ??? 虹彩(こうさい)
フィルム ??? → ??? 網膜(もうまく)

最近のカメラでは、ピントを合わさずに簡単に写せるようになっています。これは、しぼりが光の強さによって自動的に大きくなったり小さくなったりして光の調節をしながら、フィルムに適当な明るさで像をむすんでいるためです。このように、目とカメラは、つくりそのものがよく似ています。
しかし、最近では自動しぼりの写真機もできていますが、一般にカメラでは、レンズの光の屈折カが変わらないため、像をフィルム上にむすばせるためにはレンズを前後に動かさねばなりません(焦点距離を変えることで焦点を合わす)。
目では、レンズの働きをする水晶体が光の屈折力を変えて網膜の上で像をむすばせます。
また、フィルムは光のエネルギーを物理的なまま残しますが、網膜では、視細胞から受けとった情報を意味のある「画面」にして脳に送り、脳ではじめて「現像」して「見る」という道すじをとることになります。

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